web技術の基本を学ぶ
表題の通りここではweb技術の基本について、いくつかの用語を紹介したいと思います。
リクエスト(request)
クライアントからサーバーに対する要求
レスポンス(response)
サーバーからクライアントに対する応答
通信プロトコル(Communicationsprotocol)
クライアントとサーバーがどのように情報をやりとりするかの取り決め
つまり、ルールや規約の集合体
ステートフル(stateful)
ステート(state):状態や状況
フル(ful):〜に満ちた
上記から状態を維持すること
を意味します
IT用語では前回の状態、情報を保持しその情報によって結果が変わってきます
例えば、某ショッピングサイトにて購入したい商品を探したとします。
その際に閲覧した商品の情報が閲覧履歴に残ったり、ショッピングカートに商品を一時保存しておいたりできる機能が備えつけられています。
これらの機能は、前回のユーザーの操作情報を保存しておき、後でその情報を活用することで、より便利な状態を維持することを可能にしています。
つまり、各リクエストが前回の状態や情報に依存し、サーバーは前回の操作に基づいて応答を生成します。
以上がステートフルになります。
ステートレス(stateless)
ステート(state):状態や状況
レス(less):不足している、乏しい
上記から状態を維持しないこと
を意味します
IT用語では前回の状態や情報を保持せず、その情報によって結果が変わることはありません。
例えば、Webページを閲覧する場合を考えてみましょう。
ウェブサイトの閲覧中にページを移動したり、別のリンクをクリックしても前回のページ遷移や操作の情報を保持せず、前回の状態や情報に依存していませんよね。
つまり、各リクエストが独立しており、それぞれのリクエストに対してサーバーは新たな応答を生成します。
以上がステートレスになります。
クッキー(Cookie)
ウェブサーバーにアクセスする際、自分のコンピューターに保存される小さなテキストファイルをクッキーと言います。クッキーには様々な情報が記録されます。
ここでステートフルについて思い出してみましょう。
ステートフルは前回の状態や情報に基づいて応答を生成
という性質を指します。この前回の状態や情報はこのクッキーによって保存されます。
つまり、クッキーはユーザーの情報を記録し、個々のユーザーに適応した情報やサービスを提供
することを可能にする
ポート、ポート番号
ポート:データが入ってくる場所を示します。
ポート番号:0~65,535までの数字で表されるポート
※同じポートは複数のアプリケーションが使用されることはできない
代表的なプロトコルで使用されるポート
ポート番号 | プロトコル |
---|---|
TCP 20 | FTP (データ) |
TCP 21 | FTP (制御) |
TCP 22 | SSH |
TCP 23 | Telnet |
TCP 25 | SMTP |
UDP 67 | DHCP(サーバ) |
UDP 68 | DHCP(クライアント) |
TCP 80 | HTTP |
TCP 110 | POP3 |
UDP 123 | NTP |
UDP 53 | DNS |
TCP 443 | HTTPS |
WELL KNOWN PORT NUMBERS | 0~1023 |
以上、用語の紹介でした!